おにぎり。

2004年9月12日
夕方、散歩に出たら、
近所の空手道場の外に、子供が2人。

どうやら、道場のスタジオがまだ開かないようです。
鍵当番を待っているようでした。

で、私が見入ったのは、そのうちの1人が取り出した、
大きな、おにぎり☆

コンビニの、じゃないですよ、
アルミホイルに包まれた、子供の手からはみ出るほどのオニギリ。
いかにも「お母さんの手作り」っていう感じです。

それに躊躇なくかぶりつく、その子の顔を
みうは、自分の幼い頃と重ねて
懐かしく眺めてました。

さてさて、
みなさんの記憶にあるオニギリってどんなんですか?

我が母のおにぎりの特徴は、まず、「大きくて丸い」でした。
しかも、食べるとフワッ、ポロッ、と行くような、
半端な握り具合じゃない。
渡されると、ズシッとくるような米密度でした。

うーむ、我が母は握力が強かったのか…?
(あれは、お米の概念を破るような重さだったような気がする)

・・・まあ、それは置いておいて。

具はそのときによって色々でしたね。
ひと口食べて、大好物の筋子だったりしたときは、
おにぎり見つめて、ニタッと喜んだもんです。
(そんなに好きじゃない梅だと、逆にショボンとしたもんだ)

最近はコンビニでもファーストフードでも
美味しいオニギリは売っていますよね。
私もランチに、よく買います。

でも、それらは「普通に美味しい」とは思うけど
すごーく、すごーく、物足りない。

だって圧倒的に
重さが違う 具の大きさが違う
米の密度が違う 形が違う
塩辛さが違う

…いつも、私のおにぎりの基準は、
遠い記憶にある
「大きくて丸い(そして異常に重い)」オニギリになってしまいます。

そしてチクリと思い出したりします。
あの頃、オニギリと一緒に握りこまれた母の愛情や期待が
ときには、子供の手には重すぎることもあったこと…

うん。
母も、母なりに一所懸命だったんだろうな、と
今はちゃんと理解し感謝していますよ。
ありがとう、おかーさま。

…さて、
道場前でオニギリを食べていたあの子も、
何年も後に、それを頬張った幸せを
思い出すことがあるのでしょうねえ。

ああ、なんだか無性に、オニギリが食べたいな。
みなさんの好きな具オニギリの具は何ですかー?

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