旅行記

2004年9月21日
旅行先は、千葉の海岸沿いでした。
観光ではなく、実は習い事である武道の合宿。

優しい仲間、そして
草の香りと潮の香り、(時折、堆肥の匂いもしたな、、、)
に囲まれて、豊かな時間を過ごしてきました。

楽しかったです。
途中、武道の練習で、どうしようもなくへばってしまったけれど、
それでも、至福の時でした。

さて、
そこの武道の先生や先輩達の話。

ここの道場の人たちは、
みんなやたらと強いけど、それに加えて
みんなやたらと優しいんです。

ヘボイ私なぞは
お前、場違いなんだよ、とっとと帰れ!って
罵倒されてもよさそうなぐらいのものなんですが
(いや、本当にそれくらいの激しい運動と内容でして)

それなのに合宿中
先生や先輩達は「大丈夫?」って何十回
声かけてくれたことでしょ
目配り気遣いが半端じゃないんです。

嫌味も少しも無くて(そういうのには、みうは敏感)
本当に普通に心配してくれて。

同じ部屋や同じ体育館にいるのに
練習の合間にこっそりメールくれたり
声を出さずに「大丈夫?」と口をパクパクして
聞いてくれたり、、、

みうがへばって、練習のフォーメーションから抜けても
すぐに段取りを組替えて柔軟対応するし

そして「全然問題ないよ、だから抜けるのは気にしなくていい」
とサラリと言ってくれたりもする(いや全然問題なくないよ、相当面倒なはず)

そういう場面に出会うたびに
強いなあ、本当に強いよこの人たち
ってみうは、見とれてしまいます。

もちろん腕力も腹筋も(ついでに酒にも)強い人たちです
だれど
そういう強さじゃない。
そういうんじゃなくて。

・・・みうは、この人たちに会うまでは、
「強くなること」は、イコール 
何かに鈍感になることだと思っていました。

弱いものへの共感を無くすことで
きっと、他者への心の痛みに鈍くなる

そういうふうに
どこかで「強さ」を、否定的に考えていた、のかもしれません。

それまで私の周囲には、権力であれ、腕力であれ、
自分の「力」で弱いものを制しようとする人が多かったから。

実はみうは運動の習い事は初めてではありません。
ただ他のところでは、どこか能力や根性重視で
弱い者には、微妙に軽蔑を投げかける雰囲気を感じることも
少なくなかったような気がします。

だけど、本当の強さって、きっとそういうもんじゃないんだわ

今お世話になっている道場の先生や先輩達は
自分からアピールしたりはしないけど
実は、なにもかもが圧倒的に強いのよね。

だから、キャパが凄く大きいからこそ
他者を許せるし
弱い者を気遣えるし
何か咄嗟の事でも慌てない

そういう風になりたいなー 
なれたらいいなー
強く 強く 強く

そういう強い者に、
みうも、いつか、なりたいもんです。
道は遥かに遠いけどね(笑)

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