いつか来た道。

2005年5月15日
大学院のときは
ネタでもなく
布団にほとんど寝られませんでした

山のような専門書
鬼のような課題

そして
天才肌の指導教授との
1対1のサシ授業

毎日 勉強と調査で一日が過ぎて
夜は気絶するように本の上で眠りに落ちました

2年間、(アルバイトのかねあいもあったけど)
睡眠時間が3時間を越える日は
ほとんど無かったように思う

つらかった

それなのに
頑張っても頑張っても
けなされたことしか覚えていない

しかも勉強だけじゃなかった
服装 生活態度 趣味

その教授は ひたすら
私が持つ弱さや危うさを
厳しく戒め続けました

それは 
はたから見ても
かなりキワドイものだったらしく

癌になったとき
見舞いに来てくれた他の教授が
「大学院のあのときの疲れが祟ったんじゃあ・・?」と
気の毒そうにおっしゃったぐらいで
(もちろん、そのせいじゃないよ)

だけど 
なんだろうな 
変かもしれないけれど

最近
あの頃を思い返すと
きらきらと輝くような時間だったように思えて
仕方が無いのよね


・・・美しく、凛として、ありなさい!


・・・何かに打ちのめされて這いつくばっていると
今でも 先生の厳しい声が聞こえる気がする

人生転んでも それはハプニングだから いいんだ と

だけど転んだらすぐに立ち上がって
すぐにビッと背を伸ばして 
また何事もなかったように
美しく軽やかに歩きはじめなさい と

私に そう教え続けてくれた人が居る
それをひたすら 
学んだ時代がある

二度とは無い

だけど 今の私を支え続ける

そういう時代の思い出を
久しぶりに夢で見ました

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