知らなかった。

2006年1月8日
『ゲゲゲの鬼太郎』で知られる漫画家
水木しげるさん。

戦争中、出征した先の爆撃で
左腕を失っていたそうです

知らなかった

あの 目玉おやじを
この人は 片手で描いていたですか

「片腕を失っても絶望なんてしなかった。だって生きてるんだから。
苦しさを知っておくと、苦しみ慣れする。これは強いですよ。」
(水木しげるさん)


・・・・わお。

肩の怪我ごときで
ぴーぴー 言ってる場合じゃないですな

ひと区切り。

2006年1月7日
夏の終わりの ある日に
「冬合宿の日までは、出来る限りの努力をしよう」
と決めたことがありました

さて
明日から その目標だった冬合宿です

みうは 残念ながら
肩の怪我で今回は行けないです

ただ 

明日がゴールの日です

一つの囚われが外れます


この4ヶ月間のガムシャラが
みうにとって何だったのか

その答えは
肩が治って復帰する

3ヵ月後のお楽しみ。
HP更新の際、
元データを消してしまって
ぎゃーーーーーーーーー!!!!って
叫んでいたら

友達が いつかまたやるだろうと予想して
全部のデータを保存してくれてたんだと(笑)

あー よかった

また作り直しかと思ったけど、
早めに復活させます

お騒がせしてゴメンナサイ。
今 午前0時をまわった

と 同時に
なぜか
冬の夜空に花火があがった

一瞬の閃光が
とても綺麗でした


・・・一年がはじまる

いや はじまったね

この一年
また一緒に がんばりましょう!!

そして新しい年。

2005年12月31日
今さっき ラストの前蹴りを終えて
「一万回のカミサマ」と会ってきたところです

最後は 
家族も見ていないところで 
ひっそりと終えた

終わったとき

泣けるよりも
笑えて

笑ったら やっぱり涙が出てしまった


2006年は
いい年になる そういう予感がする

でも

来年は

余力を残すっていう芸を
身につけなくちゃ

ふわー 
今年一年 みなさまもお疲れ様でした!!!

来年もどうかお互い
よき時間がすごせますように

終える。

2005年12月31日
去年の大晦日
みうは このブログにこう書いていた↓

■■■■■■■■■■■■■■■■
来年は
もっといい年にする
来年の大晦日も

「幸せな一年だった!」と
笑い泣きしながら迎えるために
■■■■■■■■■■■■■■■■

・・・・今のところは
とりあえず泣いていない(笑)

けど

これから泣くと思う

その前に
今 みうがやっている 
超アホなことに
トドメ刺してきますわー

今 前蹴り 9970回目
(数日前、12月24日の『一万回のカミサマ』参照)
つまり残りあと30回

最後の数日は 一日千回ペースだった
こうなると
もう未知の領域(笑)

20回やって少し休む 
20回やって少し休む
20回やって少し休む 
20回やって少し休む
20回やって少し休む
↑これで100回なので、長めに休む

そしてまた同じことを あと9セット

で千回になる

(やってみるとわかるけど、この方法だと、
あきらめない&飽きない限り、
体力が少なめでも 一日千回こなせるよ)

とはいえ
年の締めくくりに しかも肩を怪我しているときに
 
えーい
何をアホなことをしているんだろう(笑)

でも
みう自身も 今年中の達成は
とうてい無理かと思ってたのに

ああ

除夜の鐘には 
どうやら間に合うことが
できたですなあ

人間って
ホント不思議な生き物です
友達が
「肩痛いでしょ。痛み止め。」と
メールで教えてくれたサイト

夜中に
笑いが止まらなかった・・・・
画像と組み合わせると こんなにオカシイのかw

サイトの横の「おすすめ」のエッセイを
読んでいってみてね
この人の演劇見たくなったー

『脚本家の独り言』
http://www.fujisawaza.info/anib.html

笑いすぎて
肩の痛みが ぶりかえしたよ・・・
思い出すだけで 肩が震えるもん(笑)

一万回のカミサマ。

2005年12月24日
あ、今 そこのマイ親友達
「またか・・・」と
あきれましたね?

でもこれは古株のカミサマなんだよー
大学時代に 同級生がみんなやって
ほとんどの人に ご利益があった

年の終わりの締めくくりに、お試しあれ!

■■■■■■■■■■■■■■■■
さて
みうの周囲でオマジナイが流行っている
(流行らせた張本人は、みうだけど)

自分で、それはきついなーと思うことを
1万回こなすと

ささやかな願いがいっこだけ叶うという

「きついなー」の具合やら
「ささやかな」の程度が、あいまいなんですが
そこんところは、本人の思い込みでオッケーというもの

そもそもオマジナイってのも
本人の思い込み作用みたいなもんかもしれないしね♪

でも
みうの友達は みんな結構本気で頑張ってた
なにせ 12月はクリスマスがあるし
間に合わなくてもバレンタインがあるからね

・・・・。

みうは そんなんは 
望まんけど

ちこっと 願いはある

・・・うん。

なんとなく
前蹴りの自主練習で
先日から真剣に累積回数を数えていたことは 
ナイショです

怪我があるからはかどってないけど
今、前蹴り3300回目どす。
Fruitsさまから、バトンが回ってきたので
お答えしますね。

1.回してくれた方(Fruitsさん)に対しての印象は?

→エネルギッシュな行動派。自分の意見をきちんと持っている方。
子供さんたちに対して深く愛を注いでる方だなと
いつも日記を拝見しています。

2.周りから見た自分(みう)はどんな子だと思われてると思いますか?

→努力と忍耐が服着て歩いてる、と言われたことは
学生時代に10回以上あったかも 
自分ではまだまだ足りないと思っているけど。

3.自分が好きな人間性について5つ述べて下さい。

1)他の人を尊敬し、自分にも自信がある忍げん性。
2)愛と思いやりにあふれてる忍げん性。
3)礼節を大事にしながらもユーモアに富み、常識にこだわらないことを起こすような忍げん性
4)自分勝手に勘違っていない「優しさ」を「実行できる」忍げん性
5)みうが持っていない素敵な部分を持っているすべての忍げん性

4.では、反対に苦手なタイプは? 5つ。

察することが出来ない人。
察しても行動できない人。
行動できなかったのに「察していたよ」と後から言う人。
自分が絶対正しいと思ってる人。
他人を見下している人。

5.自分がこうなりたいと思う理想像とかありますか?

ある。
立派な忍者になりたい(←もしもし?)

でもね
理想像ってどんななんだろうって考えたとき
やっぱり、道場の先輩達が思い浮かぶの

別の流派の言葉なんですが
念流(剣術の流派)の極意的段階として
「光剣光身之位(こうけんこうしんのくらい)」
というものがあるそうです。

もちろん、光ったから凄い、光るのが最終目的、
とかそういう話では全然なくて。

精進し続ける人間の進歩段階として、
その人の剣筋やその人自身が
光を放ったように眩しく見える、
そういうことがありうる、
っていう話ですね。

嘘か真かは、どうでもいいと思います。

でも
そこまでの域に行かなくとも、
人が人として「光る」段階というのが
存在するのでしょう。

別に武道の稽古を通じてではなくとも
人間って
人生がすべて道場みたいなものですし

ある人が あるとき
見違えるように輝いて見えることは
絶対にあるよね



・・・ときどき マイ先生と先輩達は
目がくらむほど
まぶしく見えてしまうことがある

だから
私も、いつかそうなりたいです。

だれかが「マブシイ」と言ってくれるほどに。


そう思って 彼らの背中を夢中でおっかけて
毎度稽古しております

6.自分のことを慕ってる人に叫んでください。

みうを見ていて大変心臓に悪いと思いますが
本人も好きこのんで 
この日常を選んでいるわけではござらん(笑)

ただ、一秒一秒がいとおしくて
激しく動き回ると ぶつかる壁も多いのは
必然かなと自分では思っています

ときに

カミサマが人を選ぶのか
人が自分の運命を選ぶのか
みうにはわかりませぬが

みうは以前は、

なぜか、生まれつきの運命によって
光の中で生きられる人と
闇の中で生きるしかない人といる気がしていました

だけど最近は
闇の中で生きている、というのは、
光に気付かずに生きている、ことじゃないかな、と。
そんな風に思うですのよ

世の中全体のバランスを考えた場合には
確かに闇の中に放り込まれて
どうしようもない人もいるかもしれないけど、ね・・・。

だけど、
もし見えるものが闇しかなかったら
自己発光しちゃおーーー!!!!
って思うようになりました

ここ数ヶ月のことです

強くなった自分がいて
目指したい
輝くような人たちが周囲にいます

リアルみうを見たら
物凄く大変そうに見えるだろうけれど

だいじょぶです

毎日 
幸せな自分を噛みしめちょります 

=====================
バトンは受けてくれる人がいたら、どうぞお願いしますってことで。。

Fruitsさま

2005年12月23日コメント (1)
はーい!バトン受け取りました!
今日は酔っ払ってるので 明日書きます♪
ありがとうです〜

星が

2005年12月19日
空の星が 
意外なほどまたたいていますね
大気が不安定なのかな

ずっと窓の外ばかり見てしまう

今頃は
本当なら稽古の時間なんだ
なのに
なんでこんなパソコンの前にいるんだろ

・・・・あーもう
ほんっと肩痛いー

そうだ
さっきね
ネットでお遊びで前世占いをしたら
http://www.jp-uranai.com/raise/zense.html
前世が

「浅草観音の金魚すくいの金魚」

だった

・・・・。

来世は
藤原紀香に生まれ変わって
立派なクノイチになろうと思っているけど

どしよ
来世が今度は
「井の頭公園の鯉」とかだったら

・・・・。

うーん
来世に藤原紀香に生まれ変わるために
今の人生を精進するとしよう
道場の先輩達と
甲冑をレンタルして
着て遊ぶという2日間に渡る企画を立てました

提案はみう自身です


一度でいいから鎧を着てみたかったの
小さい頃「なぎなた」をちこっとやっていたので

「巴御前」にあこがれてたから。


彼女はご存知の通り
好きな人と一緒にいたくて
多分物凄く一所懸命だった 
強くて一途で美しい女性

だもんで

甲冑着たら 
鉢巻しめてー 
長刀持ってー
綺麗にポーズ決めてー とか
ずっと楽しみにしていたのに

主催のみう
なんと先日の稽古で激しく肩を怪我

痛みもひどくて眠れないし
肩に下着が触れるだけでも泣けるぐらいで

ましてや肩に重さがかかる
甲冑なんて もー無理だよーと 凹んでいたら

精神力パワーってスゴイ

当日の朝になったら
痛みがぐぐっと減っていた(というかもう麻痺してた?w)

そこで先輩が車で迎えに来てくれ 
無事にイベント会場まで連れて行ってくれ
参加がかなう

その後
甲冑を先輩達があちこちから持ってくれたまま
そーーーっとだけど 甲冑を着れたんですが
(というより甲冑のなかに カポッと入ったw)

あこがれの甲冑なのに
肩紐が乗るだけで 
悲鳴をあげたくなるほど痛かった

あとから写真を見たら
ほんっとに無表情で

相当我慢していたんだなと
自分でもわかる

でも着られて嬉しかった
満足!

ただし
他の人が甲冑着て動いて感覚を確かめてるのを
指くわえてみてるのは
せつなかった

うーん
早くもイベント第二回の願いが
メラメラと(笑)

・・・と楽しげにしつつも、
さすがにイベントの最後のほうになったら
だんだん痛みで気が遠くなってきた

そこまで痛いと
泣くつもりはないのに
涙がどんどん出てくるのよね

しかも そんなときに
いつもは厳しい先輩達に 優しくされると

弱ってる心には 
えらく響く

ホントまいる 


仕方が無いので
イベント会場のキッチンで 人目につかないように
丸まって痛みとか感情とかをやり過ごしていたんですが

でもね
真っ暗で冷たいところに
激痛をかかえて座り込んでいると

いっくら前向きなみうでも
やっぱり「ホントにこれ回復するのか?気持ちもだいじょぶか?」
と不安に思ってしまう

だってさー
大人しく、ニッコリ笑って
色んなことに知らん振りして ゆったり過ごしてたら
こんなことにもならず
世間的にも受けよく ラクに生きていられるのに
(↑怪我以外に みうが気に病んでいた詳細はかけない)

アホー みうのアホー 
なにやってるんだ アホー・・・

そうして自分を暗いところで
責めていた

まあ そんなことはさておき
イベントの2日間は、
クノイチの先輩宅に泊まり、
一緒に着物を着て 甲冑着た
先輩たちと記念写真を撮りまくったよ!

とにかく甲冑って男性のカッコよさを
200%増しにしますね! (←増しすぎ)

撮影のときに仲間に
ふざけて寄り添ったりしたんですが

普段と違う仲間達の姿に
心臓が半端じゃなくバクバクしました

もうね
あこがれの 先生や先輩には
ひっつけなかったよー
あまりにもカッコよすぎて
正視できないほど恥ずかしかった

カメラ通して撮影しながら
ひたすら照れ隠し

てへへ。
出来上がった写真さえも正視できない(照)。

・・・うん でもね鎧兜が 
何故無駄に華やかだったのか
今のみうにはなんとなく理解できた

かつて明日の自分の命がわからないのが普通だとか
大切な人と二度と会えるかわからない時代があった

「夢」とか 「祈り」とか 「覚悟」とか 
それら全部が 「のっけ盛り」状態

だから
甲冑はあんな華やかなんだよ きっと

・・・うん
いいイベントになりました
参加した先輩達もいい勉強になったって
言ってくれたし

なにより
一番 「何か」を掴めたのは みう自身だったかも

・・・稽古にはね、
多分筋固めも含めて
3ヶ月は復帰できない

だからその間、めいっぱい遊ぶのじゃ

年明けには念願の伊賀旅行もするし
イルカにも乗る計画してる

そうなのだ、カミサマの修了証書の前に
まずは沢山のご褒美が待っておる!
(あ、大丈夫です、治ってから動くからw)

そして道場に帰ったとき
今度は 

柔らかに穏やかに
そしてあこがれの人たちのように
鮮やかに笑おう

そのときのためにも
今は ただ

休みます!(サイト更新は少しずつやります!)

冬眠。

2005年11月29日コメント (3)
しばらく日記をお休みします

しばらく・・・・・って
1ヶ月くらいかな?

またそのときは、よろしくお願いします。

幸せな週末。

2005年11月27日
金曜日の夜、
道場の仲間に付き添われて黒帯を買いに行きました

そのショップの
気のいいスタッフと、注文を書いているときに
少し話を交わしたら
「おめでとうございます」と 
にこやかに言ってくれました

お祝いは何度言われても
嬉しいもんでした

さて 帯の代金を払うとき
みうは500円玉や100円玉を沢山入れてある
半透明の写真のフィルムケースを出したのです

一緒にいた人は「何だアレ?」みたいな顔をしましたが

実はそれは
3年前、癌を告知され入院したとき
父がくれたもの

病棟の自販機が少しでも使いやすいようにと
お札をくずして、そのケースに入れて
手渡してくれていたのでした

みうは3年以上、
それをずっと使わないでいたの
いや使えないでいた、かな

でも今回、無事
こうして使い道ができた
父さま、ありがとね

帯ができてくるのは、週明けになりそうです

さてその後、別の先輩の家に向かう
金曜の夜はお泊りで

そして土曜日の早朝、彼らと
忍者の聖地、長野の戸隠に行くのでした

戸隠は蕎麦が有名ですが、忍者屋敷などもあり
忍者の隠れ里としても有名なのです

ということで金曜の夜、
先輩や仲間達と、腹筋が痛くなるほど笑いころげ、
そしてフカフカのお布団で
おやすみなさい

寝るのがモッタイナイくらい楽しかった

といいつつ、すぐに眠ったけど

さて次の日、先輩の車で戸隠神社に向かう

車中もひたすら笑いつつ
午前中には戸隠神社の奥社に到着

雪がところどころ足元にあるような寒いなか、
カミサマにお会いできるまで
約2キロ

見上げるような高さの
荘厳な杉並木を抜けて山道を歩いた

昔は女性禁制の神域だったとのことだったので
みうは気分的に今回は化粧もせず、
コンタクトではなく眼鏡にして
かなり ムサ苦しい格好で旅行に行った

・・・あくまでも 気分です 気分
そうすることに何の意味が?と
突っ込まないよーに

さて
結構長い距離の緩やかな坂道を登って
本殿に着く

カミサマの居場所は
切り立った崖の前にあるヤシロだった

たいていの山神さまがそうであるように
昔は岩屋の洞窟のなかで
信仰者を迎えたんだろうななどと考えつつ

遠くに見えるご神体の扉に向かって手を合わせ、
これからの精進を誓い、
それを支えてくれる健康を祈った

空気がキーンと静まり返り、
不思議な神域でした

途中、
見られるのは珍しいと言われる
野生の猿の群れと行きあたって
一緒に行った仲間が威嚇されたり

「クマ出没しています、注意!」とか
「こちら登山道、毎年遭難者が出ます!」の
看板にびびったり

30分ほど 仲間が山の中で 実際に行方不明になって
慌てて捜索したり

なかなかに 山の雰囲気も満喫

いいところでした

帰りがけに善福寺に寄り、
参道で
これでもかというほど 大量におやきを食べ

忍者夫婦の
漫才のような会話を子守唄にしながら
車の後部座席で うとうとしつつ 帰路に着く

自宅に帰ったら
また 難しい内容のメールやら
人間関係やら 

なにやらかにやら

みうを取り巻く日常は
行く前と変わっていなかったけれど

もっと強くなろうと思えました
強くなれると思いました

すこぶる幸せな週末でした
ご利益もガッチリいただけたと思うし
(お賽銭は10円だったけど・・・大丈夫よね?)

うん
今日からも もっと幸せになれると思います

お。

2005年11月21日
今日は相当疲れモードで
道場に向かいましたが、
そんな状態にもかかわらず稽古中、

あれ?身体がいつもより動く?これ錯覚?

っていう瞬間がありました


・・・・お?


このブログじゃなくて
手元にある自分の日記メモを見返したら
ちょうど

ちょーーーーーーーど
3ヵ月前の8月22日のところに

「今日からは3ヵ月後の自分のために、
稽古に集中して しばし頑張ってみる。
変わりたい。」

と書いてあった


無意識に カウントダウンしてたんだろうか
ちょっと今日はたしかにいつもと
身体が変わってる気がする

寝たら 元に戻ってませんように
おやすみなさい!
秘密メッセージあります

みう、なのだ。

2005年11月21日
今日は稽古の行き帰りに
合計20匹以上の猫とすれ違う

今日は 猫の当たり日かニャ

さてさて 
本日は稽古にさきだち
先生が みうに 
初段のお免状をくださいました

同じ初段の先輩方には
ごっつい猛者もいる
他の武道の経験を積んだ武芸の上級者もいる

そんなことを考えてしまうと
手元のお免状は紙一枚のくせに
えらく重い

・・・でも 「わたしなんか」と
卑屈になるのは もうやめるの

みうにだって 他の先輩達が真似できない
なにか長所があるはずだしね

たとえば

たとえば

えーと んーと 

・・・。

・・・まあ 思いつかないけど
何かはあるはずなんだ(笑)

だから、これからは少し
自信をもとうかなーって

そんなことを考えながら
帰り道 てくてくしていると 
最初にも書いたとおり
なぜか猫に会いまくり。

そんなわけで
井上ひさしさん作の
猫の詩を思い出しました↓


 雄々しくネコは生きるのだ
 尾をふるのはもうやめなのだ
 …女々しくあってはならぬのだ
 お目々を高く上げるのだ

 凛とネコは暮らすのだ
 リンと鳴る鈴は外すのだ
 獅子を手本に進むのだ
 シッシと追われちゃならぬのだ
 …サンマのひらきがなんなのだ
 サンマばかりがマンマじゃないのだ

 ・・・・

 雄々しくネコは生きるのだ
 堂々ネコは生きるのだ
 きりりとネコは生きるのだ
 なんとかかんとか生きるのだ

 …決して死んではならぬのだ
 のだのだのだとそうなのだ
 それは断然そうなのだ


うん みうも頑張ろう。
せめて ニャンコたちには負けないようにね

では、おやすみなさーい。

真夜中の告白。

2005年11月20日
ちょっと今日は聞いてください
長くなりますが、みうのはじめての告白です

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

みうが 武道に入門したのは
主治医のロボット先生が
「とりあえず、癌は今は動いていない!」と
画像上の安定を告げた ほんの数ヶ月後

まだ外出するのも体力を気遣っての警戒時期でした

さて
入門するには「健康診断書」が必要でした
それには都合が悪いことに(?)
既往歴に「悪性リンパ腫」と書かれていました

道場の先生は 診断書の既往歴を見て、
当然
「これ、きちんと治ってますか?」とおうかがいになった

みうは
「はい、治ってます!」と答えたあとで

『・・・今のところは。』
と 心のなかで ちっちゃくつぶやいた

・・・。

先生は 後に みうの病気の経緯を
闘病記でご存知になったとき
ある先輩に
「もし先に知っていたなら入門を許可しなかったかもしれない」
とおっしゃったと伝え聞きました

・・・そのときは物凄く反省した

先生、ホントにごめんなさいゴメンナサイごめんなさい


道場の先生に 入門の許可をもらった後、
今度は両親に

「日本文化系の体操みたいなレッスンに行くことにしました。」

と、話しました

・・・嘘はついてない。
             と思う。
                 ・・・多分。

みうの母は物凄い心配症です。
本当のことを言ったら
強固に反対されるに違いなかった

その母は、みうの言葉で、
ヨガのような柔らかいストレッチの日本版があると 
解釈し、納得してくれた

「そうね、たしかに、
少し腕を伸ばしたり、背筋を伸ばしたりするのは
身体の回復にいいかもね。でも、無理しちゃだめよ。
少しは補助器具とか使うの?」

・・・みうは相槌を打たなかった
打てなかった

補助器具については「うん。似たようなの使う」と答えた
武器も多分、大きく考えれば補助器具のうち・・・
(ごめんなさい)

さて さらにその後、
そろそろ快気祝いしよう!と言っていてくれた友達に
「まだ外に出る体力がなくて」と
つぎつぎメールを送って約束を断った

体力を温存して
その分、稽古にいきたかったからですが

・・・ハイ、この場合は嘘でした
カミサマは 嘘をちゃんと見てる

後日、入門してほどなく、
電車で その路線では会うはずのない
その友達とバッタリ偶然会ってしまい

そして
「体力がなくて外出控えてる」はずの
みうの背中には 木刀が背負ってあった

・・・・友達は言葉を失っていた
平謝りに謝って、なんとか許してもらったけど・・・

そんなんまでして、と みんな飽きれるかもしれない

でも、
みうは、今習っている「武道」と
それを習う「彼ら」の存在を知ったとき、
どうしても 彼らのそばに行きたかったんですよね

これは他の人には絶対に
わからない感覚だと思うけど

再発や、死の恐怖に怯えるだけの
息をひそめるような毎日のなかで

癌が治ったときに見た夢の人たち、
その みうの守り神とも頼む存在と
(偶然かもしれないけど)
同じ姿をしていた 彼らのそばで

思い切り伸び伸び生きて生きまくって

それで癌が再発したなら
それは仕方が無いことなんだと
でも彼らの傍にいる限り大丈夫なんだと、
 

そう思い込むことで 
みうは 
再発の恐怖をクリアしていこうとしてたんだよね

でも 
実際に稽古を始めてみたら、
動けなくなるほどの筋肉痛の痛みと
ごっつい先輩が突いたり蹴ったりしてくる恐怖が
再発の恐怖を上回った(笑)

効果抜群でした
冗談ではなく、ホントに忘れられたよ
明日の再発より 今日の筋肉痛と恐怖でしたもん

はは 今となっては懐かしい
他の患者さんには
この克服法は オススメできないけど。

・・・実はね
家族は今でも、みうがこの武道をやることに
あまり賛成はしていないです

稽古が激しすぎるの、 本当に。

主治医の先生も 
いい加減 あきれているだろうなー

青アザ 筋肉痛は、診断の精度を鈍らせるだろうし

そうそう
いつだったか、みうが寝ているときに足がポーンと跳ね上がる
変な症状が、出た時期があったんですよね

最初
遅れて出てきた神経系の副作用かと
主治医は心配してくれたけど

どうも みうが稽古の夢を見ていて、
蹴りなどのイメージが出たときの反応じゃないかと
診断がついたときには

さすがに彼も複雑な顔をして 
それを説明してくれてた

・・・そんな周囲の なまあたたかい視線のなかでも
どうしても武道を やめられなかった

家族は今回の初段も、喜んでくれつつ
「これでひと区切りついたでしょ、もういいでしょ」って
なんか言ってる

忍法 聞こえないふりの術。


・・・うん、だってね

みうにとって、
道場での日々は
カミサマたちと会う「祭り/祀り」のような時間であって
(この感覚を気持ち悪いって言う先輩もいるけどさ)


祭りは 

人生と同じで

本人の希望がどうあろうが
続けたいって強く願っても

いつかは終わってしまうかもしれないのさ

その限られた時間のなかで
激しく踊る人もいれば、
厳粛に祭事を進める人もいるだろうけど、

せめて
みうは これからも
許される限りは
自分なりの祭りを楽しめればいいなと願っているの

誰に理解してもらえなくても。

ああ でも 
これからは、みうの祭りの装束、一つ増やせるんだよ

黒くて地味だけど
みうにはもったいないぐらいの豪華な装束

その装束と一緒に 
また「おまけの日々」の続きをはじめるの

・・・そうだ
定期健診の予約も入れなくちゃ

主治医の先生たちに
また笑ってもらいにね

・・・では、おやすみなさい。
みなさまも、どうか良い夢を。

明日も晴れるといいね

真夜中の独り言に
お付き合いいただき 
ありがとうございました。

うれしい。

2005年11月19日
昨日 朝早く 
道場の先輩達から
携帯にメールが届く

「おめでとう!!!」
「おめでとう!!!!」
「よくがんばった!!!!!!」



・・・・・・・??????????????



実は朝方 
忍者の夢を見ていたので
その続きかと思いました 

そういうこともあり、
それらのメールを見た後も
あまり深く考えず

モサモサ2度寝して

だけど
そのあと ちゃんと起きて 
道場の連絡用に使っているBBS(ネットの掲示板)を見て
ようやく理由がわかった


・・・予告無しに
先生が書き込んだ
昇段者の一覧に みうの名前。



黒帯をもらえることになった。



・・・やっぱり夢の続きかな



電車のなかで、
色々思い出して


嬉しくて ずっと泣きっぱなしだった

さくらさんへ

2005年11月17日
秘密日記にメッセージありまーす
さくらさん、
掲示板への変な書き込みについて、
知らせてくれてありがとう!

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